令和5年度免税販売制度改正に対応 POSレジ向け免税プラグインを無償配布
PCカメラと免税プラグインDLLにより法令改正への対応を平易に実現
令和5年4月1日に施行される訪日外国人向けの免税販売手続きに関する法改正に対応するための専用プラグイン【スマートデタックス免税プラグインDLL】の無償提供を10月より開始します。
当該プラグインの利用により、パスポートリーダー、バーコードスキャナー、ドキュメントスキャナー等の専用機器を使わずに、高機能かつ高精度な免税機能を、既存のレジに平易に実装することが可能となります。
来年4月1日の法改正より義務化される【一時帰国日本人の非居住者証明情報のスキャン・国税送信・データ保管】の自動化が可能です。
当該プラグインには、複雑な免税電子化法令に準拠した様々なアルゴリズムが標準実装されており、制度変更の著しい免税業務に対応したいPOSレジメーカーのシステム開発負担や運用負担を解消すると共に、レジユーザーである量販店や免税店においては正確・高速・簡易な免税販売操作が実現します。
すでにパスポートリーダーで免税を行っているPOSレジや旧型の他社免税システムを利用している場合においても、DLLモジュールを入れ替えることで容易に乗り換え(性能アップ)ができる様に設計されています。
市場の背景
【技術動向】古くから、POSレジにおける免税機能の実装は、専用のパスポートリーダーやバーコードスキャナーを外付けし、複雑な操作で免税処理を行うのが通例でしたが、リーダーやスキャナーは一般的に高額かつサイズも大きく、昨今のPOSレジにおける省スペース化・効率化・非接触化・周辺機器の一体化という流れを妨げるものとなっており、利用店舗やレジメーカーにおいて、コスト面・運用面で大きな懸案となっていました。また、パスポートリーダーの読み取り能力の問題(特定の国籍の旅券が正確に読み取れない、誤読する等)も顕在化していました。
【業務負担】また、訪日外国人に対する免税販売制度においては、パスポートに記載の国籍・氏名・生年月日やパスポートに添付された上陸許可シール(在留資格および在留期限が記載)を店舗販売員が目視し、日付や資格をもとに非居住者であることを判定する必要があり、店員の目視確認であることや、当該シールの文字が小さく探しにくい、入国日付や在留資格が手入力である、非居住者判定ルールが難解である等、販売員への重い負荷となっていましたが、さらに今回の法改正により、非居住者証明書類の確認・データの記録・保管までもが義務化されます。
【複雑な制度】免税販売される商品についても物品区分や上下限金額条件が免税可否判定の要件となっており、免税販売時のデータは販売の都度、国税庁のサーバーへ即時送信し、かつ、電子的に長期保管することが義務付けられていますが、この一連の免税手続きは法令変更の頻度が非常に高く、個人情報の取扱も伴うため、ユーザー企業やレジ開発会社にとっては制度対応自体が大きな負担になっていました。
今回、スマート社が無料配布する【スマートデタックス免税DLL】は、POSレジに付属したWEBカメラやPCカメラを使って、旅券の国籍ページだけでなく、上陸許可シール(在留資格と入国日が記載されている)や非居住者証明書類(令和5年度に義務化される一時帰国日本人が提示する海外在住証明書または戸籍附票)も瞬時にスキャン、さらに免税金額条件を加味して複雑な免税可否を自動判定し、国税庁サーバーにリアルタイム送信を行います。また、送信データを暗号化し電子保管するなど、免税手続きに必要な全ての機能が、オールインワンで外部モジュール化されます。このプラグインの利用により、ユーザー企業やレジ開発会社においては、下記のような多様なメリットが実現します。
従来型のレジ免税
- 高額な専用パスポートリーダーやバーコードスキャナーが必要。
- サイズが大きくレジ回りに置くスペースがない。
- ハードウエアの導入コストや故障による保守コストが高額。
- リーダーの読み取り精度が悪く、誤読や読み取りエラーが発生。不正確な免税手続きとなりうる。
- 船舶上陸許可証や上陸許可シールが自動読み取りできず、手入力となり、業務効率が悪い。
- 非居住者証明書類情報(本籍地や発行機関など)も自動読取できず、手入力となり、更なる業務負担が発生。
- 処理操作や画面遷移が煩雑であり、店舗スタッフへの負担が大きい。
- 毎年のように免税制度が変更され、都度、システム改変負担が発生。
【スマートデタックス免税DLL】によるレジ免税
- 廉価で小型なWEBカメラやスキャナカメラで免税が実現。
- AIによる高精度かつ高速な読み取り。
- 船舶上陸許可証や上陸許可シールも自動読み取り。
- 一時帰国者の非居住者証明書類も自動スキャン。
- 処理操作や画面遷移が簡素化。免税業務が大幅に正確化・迅速化。
- 免税データ処理や送信が外部モジュール化でき、レジへの組み込み実装が平易。
- 免税制度改定も外部モジュール内で完結するため、レジのカスタマイズが不要。
- POSレジに必要な機能のみを選択し利用可能。
- システム部門様やPOSレジ会社様の開発負担や保守負担が大幅に軽減。
今回の【スマートデタックス免税DLL】は国内の免税販売店やPOSレジソフトウエア会社等へ提供され、今回のバージョンアップより100,000ライセンスの追加出荷を見込んでいます。
すでにパスポートリーダーで免税を行っているPOSレジや旧型の他社免税システムを利用している場合においても、DLLモジュールを入れ替えることで容易に乗り換え(性能アップ)ができる様に設計されています。
また、スマートデタックスでは、上記のDLLモジュール組み込み以外にも、免税アプリとPOSサーバーとのデータ連携など、利用企業のシステム環境に応じた様々なPOS連携インターフェースを無償で提供しています。
免税店システムご担当者様、POSレジメーカーご担当者様等、お気軽にご相談下さい。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
スマートテクノロジーズ&リソーシーズ株式会社 免税システム事業部
お電話 : 050-8882-6680 (365日 9:00〜22:00時)
メール : info@smartdetax.com
製品名 : 【スマートデタックス免税DLL】 Windows 32bit版/64bit版
免税承認送信事業者認定8-0110-0112-4250-0140-0001
Pマーク認定 第22000294(2)号