令和7年度免税制度大改定の内容および免税システムやPOS機能について

2024/06/15

免税制度の抜本的見直し
令和7年度から、外国人旅行者向け免税制度(輸出物品販売場制度)に大きな変更が加わります。特に、制度の不正利用を防止するための措置が強化されます。免税制度変更と免税システムについてご説明します。

1. 免税販売の成立要件
– 新しい制度では、外国人旅行者が免税物品を購入した際、出国時に税関でその免税物品の持ち出しが確認されることが必要になります。これにより、実際に物品が国外に持ち出されたことを確認できない限り、免税販売が成立しない仕組みが導入されます。この改定は、不正な免税利用を防ぐためのものです。

2. 外国人旅行者の利便性の向上:
– 外国人旅行者にとっての利便性を確保しつつ、空港での手続きがスムーズに進むように配慮されています。具体的には、空港での混雑を防止し、効率的に手続きが行われるように設計されています。

3. 免税店の事務負担の軽減:
– 免税店の負担も軽減されるように設計されています。免税物品の出国確認プロセスが効率化されることで、店舗側の事務処理も簡素化される見込みです。

 

新制度の実施に向けた準備
免税制度改定に伴い、免税システムやPOSレジに必要な変更点は以下の通りです。

免税システムの変更点

1. 出国時確認機能の追加:
– 新しい制度では、免税物品の持ち出し確認が必須となるため、POSシステムに出国時の確認情報を連携する機能が必要です。これには、税関システムとのデータ連携が含まれます。

2. リアルタイムデータ連携:
– 免税販売のデータをリアルタイムで税関に送信し、出国時にスムーズに確認できるようにするためのインターフェースが必要です。これにより、免税販売情報と実際の出国情報を正確に突合できます。

POSレジの変更点

1. 出国情報の入力フィールド追加:
– POSレジに、購入者の出国便情報や出国日時を入力するフィールドを追加する必要があります。これにより、免税物品の出国確認が確実に行われます。

2. 電子レシートの発行:
– 紙のレシートに加え、電子レシートの発行機能を強化し、税関での確認を容易にする必要があります。電子レシートには、QRコードなどの識別情報を含めることで、税関でのスキャンが可能になります。

3. 免税物品のタグ付け:
– 免税物品に特別なタグを付けるための機能をPOSレジに追加します。このタグには、商品情報や免税情報が含まれており、税関での確認時に利用されます。

技術的要件

1. セキュリティの強化:
– 免税システムおよびPOSシステムは、データのセキュリティを強化する必要があります。これには、暗号化技術の導入やアクセス制限の強化が含まれます。

2. システムのアップデート:
– システム全体のアップデートが必要となり、新しい機能やインターフェースを統合するためのソフトウェアアップデートが求められます。

トレーニングとサポート

1. 従業員向けトレーニング:
– 新しいシステムやプロセスに関するトレーニングを実施し、従業員がスムーズに対応できるようにします。特に、出国情報の入力や電子レシートの発行に関する手順を習得する必要があります。

2. 技術サポートの提供:
– システム変更に伴い、免税店に対する技術サポートを提供し、問題が発生した際に迅速に対応できる体制を整えます。

 

実装の具体例

以下は、具体的な実装例です。

-システム連携: 免税POSシステムと税関システムのAPI連携を確立し、販売情報と出国情報をリアルタイムで交換できるようにする。
– ユーザーインターフェース: POSレジに新しいユーザーインターフェースを導入し、出国情報を簡単に入力できるようにする。
– データベースの更新: 免税物品の情報を一元管理するデータベースを更新し、電子レシートやタグ付け情報を含む新しいデータ項目を追加する。

これらの変更により、免税制度の新しい要件に対応し、適正かつ効率的な運用が可能となります。

 

詳しい資料やご説明は下記までご連絡ください。免税店(輸出物品販売場)様やPOSレジ会社様からのご質問にお応え致します。

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